~染料インクと顔料インクの特徴について~

いつもトナーマートをご利用いただき誠にありがとうございます。
最近社内のあるスタッフはノートパソコンの新調を検討しています。
パソコンも幅広くあるので悩みますね。カラーやサイズ、重量、容量...さまざまです。
ところで、インクには染料インクと顔料インクがあるのはご存知でしょうか?
染料インクは、印刷する際、用紙にインクを浸透させて色をつけます。
顔料インクは、印刷する際、用紙に染み込まず、用紙の上に付着することで色をつけます。
その他、メリット、デメリットをまとめましたので、ぜひご参考ください。
 染料インク…
●メリット
 発色がよく鮮やかで色の階調が再現しやすいため写真の印刷に向いています。
 インクが紙の中に浸透するので、紙の光沢そのまま生かされ光沢が出やすいです。
 グラデーションの再現にも有利です。
●デメリット
 耐水性が低く(水に濡れるとにじみが広がる)、
 耐光性が低い(太陽光に当たるなどで色あせしやすい)ため
 印字する媒体の種類によってはにじみが大きく、裏抜けすることもある。
 また、紙に染み込むという特性上、特に普通紙に印刷する場合はにじんだり薄くなったりしがちです。
 インクが乾いて色が安定するまで時間がかかります。
 顔料インク…
●メリット
 インクが用紙の中まで染み込まず表面に定着するので、にじみが少なく線や色がくっきりと出ます。
 そのため、文字や図が中心のビジネス文書に向いています。
●デメリット
 インクが紙に浸透しないたこすれにより色がはがれやすいことが上げられます。
 印字面にインクが浸透しないのでにじみが少ない。
 印字面にインクが乗っているだけなので摩擦に弱い。
 乾燥しにくく、定着に時間がかかる。
 光沢感が出にくい。(インクの性能によっての差が多い。)
 ノズルが比較的詰まりやすい。
まとめ…
●染料インク
 写真印刷がメインで、文書印刷は時々の方に向いています。
●顔料インク
 テキストや図、文書を印刷する方に向いています。
写真の印刷を多くするなら染料プリンター、文書の印刷を多くするなら顔料プリンターを選ぶといいでしょう。
 最近では、それぞれの欠点を補うような工夫がされているプリンターもあります。
 例えば、カラーに染料インク、黒に顔料インクと両方のインクを採用したものや、
 顔料プリンターでも透明インクを使用することで写真印刷の品質を上げているものもあります。
インクやプリンターもパソコン同様、印刷目的に合ったプリンターの機種選びやインク選びをおすすめいたします。


 
















